Riddim Dubstepとは?

まずこの記事の筆者の自己紹介。
viwiv(ヴィウィヴと読みます。意味がわかりません)って名義でダブステップなど音楽を作っています。
外タレのサポートとして出演したり、レーベルなどからもたまに曲出したりしてます。

文章苦手なので読みにくかったりするかもしれませんが許してください。

黎明期の殿堂入りのビッグチューンをOG Riddim(オージーリディム)と定義して解説します。一般的なジャンル名としてOG Riddimという言葉が存在するわけではなく、この記事内で上記の定義に従ってこう呼ぶだけです。

英語版Wikipediaもありますが、全然情報足りないよね!

ちなみにこの記事が公開される頃には今のRiddimについての記事も書いていると思います。お楽しみに!

では目次

目次

軽くまとめると

Riddim Dubstepとは2010年代前半に生まれたDubstepのサブジャンル(される)ものです。

なぜ変なカッコがあるかというと、私はRiddimという言葉をあまり好まず、サブジャンルとかではなく全てひっくるめてDubstepと考えています(Tearoutあたりもひっくるめます)

でも便宜上呼び分けることはあります。この記事なんかRiddimって言いまくってますし。

これは後述する(端折る部分もありますが)歴史的背景や重要人物たちの考えが反映された結果です。
だけど私の意見に過ぎませんし、深く考えなくていいです。
簡単に言うと全部ダブステップだろ!ってだけ。

あと本来2000年付近に誕生した、源流である古典的なDubstepについて事前に説明するべきなのですが、
そちらはすでに日本語での情報があるので割愛します。
終盤の特別枠の3k Laneのところで少しだけ触れます。

でもそういった文脈の話などは最小限に、あまり知らない人も理解できる内容にしているはずなので適当に読んでみてください。

生暖かい目でよろしくお願いします。

そもそもRiddimって名前なに?

まず最初に!!!™
明確な情報源はないです。
半分嘘くらいの気持ちでよろしくお願いします。

Riddimってのは「rhythm(リズム)」をジャマイカのアクセントで発音したものです。

なぜそう呼ばれるのかは諸説あり、フォーラム内でファンたちが他のスタイルと区別するために使い始めた身内用のワードがそのまま定着したって聞きました。

実際当時プロデューサー側は自らの音楽をRiddimとは呼ばなかったとかなんとか。
でも過去のアーカイブでは言ってる人もいます。

過去の投稿から2015年にはこのRiddimという単語が現在の文脈に近い形で定着していたようです。

そんで、2018年頃からVirtual Riotをはじめとするメインストリーム層にだんだんと認知され、Riddimの要素が入ったモダン的なDubstepも作られていきます。

そして2022年、後述するInfektという人物が「Trenchと呼ぼうぜ」と提唱。

Riddimはジャマイカの言葉なので奪うのは良くないよねという認識の人もそれなりにいるし、レゲェにおける意味もあって勘違いも起きるので、別の言葉が必要だよなとなったわけです。

Infektはこのシーンの重要人物の一人です。
このTrenchという名前については適当に言ってるわけではないのですがここで話すとあまりに長くなりすぎるので、こちらの記事を参照してください。

私もRiddimという言葉はかなり違和感があると思っていますが、残念ながら2024年現在、このワードに変わるものはないです。
後述する超重要人物SubfiltronikもJakesも「結局みんながどう呼ぶか次第だよな」というスタンスでした。

前述したように私は変わらず基本的にDubstepを使い、区別が必要なときだけRiddimを使います。
みんなは好きに呼べばいいと思います。

じゃあ定義は?

上記の通り、過去がはっきりしない上に結構めちゃくちゃなので、明確な定義は無に等しいですね。
それじゃ寂しいので特徴として挙げられがちな要素をピックアップします。
わからない方は無視してください。

一般的にBPMは基本的に140付近、大体135-150BPMですね。

ドラムパターンは、

1、3拍目にキック
3拍目にクラップ
1、2、3、4拍目にハイハット

↑参考音源

みたいな非常にシンプルな形。

簡単に言うなら「どんつっぱっつ」です。OG度に比例してフィルも少なくなる。DJする時16小説の区切りとかがわかりにくくて大変困る

曲の展開としてはシンプルなイントロ30秒、ドロップ1-2分、ブレイクはドロップの1/4くらい。
それが二回繰り返されるみたいなものが多いです。もちろんこの通りやれってわけじゃない。

またDeep Medi Musikなどの系譜のダブステップと異なり、ダブ的な空間表現が控えめです。
(ただRiddimのドライな音の中で激深な空間系エフェクターが偶に使われるとき、心がときめきます)

あとスクエアウェーブ矩形波)を多用します。

あんね、聞いたほうがはェーんだわ。

代表曲の紹介

あまりに文量が多くなるのでOGなRiddimとモダンなRiddimに分けてお話するのですが、今回はOG Riddimにフォーカスして取り扱います。

上から影響の大きさ、及び重要さを主観で並べました。
再生数とか具体的な数字も参考にしてるけど、長らくアップされてなかった曲などもあるから、あくまで私の考えであることは理解しておいてください。
ただ、複数人と相談しながら書いてるのである程度信頼してもらっていいと思います。

それを踏まえて、、

LET THE MADNESS BEGIN.

1. Subfiltronikサブフィルトロニック – Passout ft. Skullion Shadezスカリオンシェイズ

 

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