Samplifireとして知られるフランス出身のSamy Beyouは、Disciple, Monstercat, Never Say Die等からリリースを重ねるDubstepプロデューサー。
Marshmelloを始め、SVDDEN DEATHやKayzoとのコラボ曲をリリース、また彼のサウンドパックやサンプルも多くのプロデューサーに利用されており、彼のクリエイティブな才能が世界中の音楽シーンに大きな影響を与えている。
今世界中で大活躍のSamplifireですが、なんと2024年11月4日に初来日公演を行うことが決定しました。
そしてSamplifire本人にDUBNEEZでインタビューを行いました!
是非チェックしてイベントにも足を運んでみてください!!
Samplifireにインタビュー!
音楽を始めたきっかけ
DUBNEEZ – よろしくお願いします!
まず、どのような経緯で音楽を作り始めたのですか?
Samplifire – 15歳くらいのとき、父が流していたエレクトロニック・ミュージックを何年も聴いていて、初めてレイブやコンサートをに行く経験をした後、エレクトロニックミュージック(当時はテクノとかハウス!)に超興味を持ったんだ。
そしてDJから始めてみたんだけど、そのうち曲を作りたいと思うようになって、2010年にFL Studio(作曲ソフト名)のデモ版を手に入れて作曲を始めたね!
その数年後に、Samplifireという名前で活動を始めたよ。
DUBNEEZ – お父様からの影響もあったんですね!
「Samplifire」というアーティスト名の由来は何ですか?
Samplifire – “Samy“(本名)と”Fire“(炎)、”Samples“(オーディオサンプル)、”Amplifire“(サブベースをブルルと鳴らすやつ)を組み合わせて”Samplifire“にしたんだ。
DUBNEEZ – その4つのワードを組み合わせた名前だったんですね!素敵です✨
交流のあるアーティスト話
DUBNEEZ – あなたが影響を受けたアーティストは誰ですか?
Samplifire – Noisia、Skrillex、Spor、Pendulumなどのレジェンド級のアーティストにいつも刺激を受けてきて、自分がプロデューサーとしてシーンで進化するたびに、IVORY, Kompany, INFEKT, MVRDA, Barely Aliveや、フランス仲間のBizo, Ecraze, Graphyt, Dr. Ushuu(まだまだたくさんいるけど…!)とか、SVDDEN DEATH, Hol! …
とにかくたくさんのプロデューサー友達の輪からもインスピレーション得ているよ。
自分がやっているニッチなジャンル以外でも、Lorne Balfe, Hans Zimmer, Ludwig Goranssonのような劇伴作曲家にも、とても影響されているね。
DUBNEEZ – そうだったんですね!
先ほども名前が挙がったMVRDAとよく交流がありますが、MVRDAとはいつ頃から親交がありましたか?
Samplifire – MVRDAとは9年くらいの長い付き合いだね。
2015年か2016年に連絡を取り合ってすぐに、同じ情熱、同じ目標、非常に似た音楽の旅をしていることに気付いたんだ。
俺たちは同じ時期にアメリカに行き、Disciple Recordings にも行ったよ。お互いに変わったRiddimのサウンドが大好きだで。 (TOOG & GOOTというデュオのサイドプロジェクトもあるよ)
他にもたくさんあるけど、友人のTommyことMVRDAが大好きだよ!
DUBNEEZ – 良い友情話ですね!
あなたは「GOOT」という別名義でも活動していますが、GOOTはどんなコンセプトなんですか?
Samplifire – さっきの話でも少し触れたんだけど、MVRDAがRiddimのデモトラックとか、作りかけの音源を「TOOG」という名義でSoundCloudに投稿し始めたんだ。(最初の頃はMVRDAだというのは秘密にしてた。)
それである日「SWOOG」というコラボ曲を作って、その曲の雰囲気に合わせる為に自分も別名義を始めようと考えて、TOOGを逆にした「GOOT」を始めたのがきっかけだね。
その日から2人でTOOG & GOOTを始めて、今もまだ活動を続けているよ!
DUBNEEZ – Riddim Dubstep系の別名義という感じなんですね!
他にも世界中のアーティストとよくコラボしていますが、どうやって作業をしているんですか?
Samplifire – いろんな方法で作っているよ。
例えば、Barely Aliveと作った「Tsunami」のリミックスは、LAのスタジオで一緒に作ったんだけど、作業を開始してすぐに良いバイブスのドロップが作れたんだ! あの日のセッションは最高だったなぁ…
他にも最近、Kompanyの家に数日泊まった時も同じようなことが起きたね。
3日間滞在してコラボ曲が3曲もできたんだ! 実際に一緒に作業をする方法が凄く好きだね。
他にも、大掛かりなプロジェクトに取り掛かるのも好きだね。
MVRDAと一緒にサンプルパックを作ったことがあるんだけど、企画して、仕事を分割して、と全てを最初から最後まで計画するのに何時間もZoomでの会議を要したんだ。
とても長くて骨の折れる作業だったけど、すごく好きな時間でもあったね。
DUBNEEZ – 良い話ですね!
普段Dubstep以外に聞く音楽はありますか?
Samplifire – さっきも少し触れたけど、インスピレーションを得たり、旅に出たりするために、映画音楽やクラッシックなものとか何でも聴く。
クラシックなヒップホップを見直すのも好きだし、90年代や2000年代のアンダーグラウンドなUSヒップホップを掘り下げるのも好きだね!
DUBNEEZ – 確かにあなたの曲からもシネマチックな雰囲気も感じますね!
今注目しているアーティストはいますか?
Samplifire – サウンドデザインの面では、ピュアでクレイジーかつ革新的なDubstepサウンドが好きなんだ。
最近だとAstarothとNimdaの曲のエネルギーと細部へのこだわりに衝撃を受けたね。
それとDecimateにもっと皆んな注目してほしいね。彼はどんどんシーンに波風を起こしているし、DJで彼の曲をプレイするのも楽しくて中毒性があるんだ。
あとSTOOGES(HAMRO, BLAVNKSPVCE, SQISHIのトリオ)のエネルギーも大好きだね。
みんな素晴らしい人たちで、とてもやる気があって、楽しくて最高のDJ で、間違いなく成長するはず!!
最後に
DUBNEEZ – 2024年はどうでしたか?それと今後の計画や展望はありますか?
Samplifire – 2024年が本当に素晴らしい年だった。自分の頭の中で立てていた多くの目標をようやく達成できた気がする。たくさんのフェスティバルに出演し、たくさんの国で演奏し、コラボレーションもたくさんしました。そのすべてが素晴らしく、とても感謝しているよ!
来年はこの調子で進んで、アメリカで自分のツアーのヘッドライナーを務めたいね!
EPをリリースする前にシングルも出したいし、もっと多くのジャンルを探求して、次はフレンチトレンチ(フランスのRiddim)をどこまで成長するのか見届けたいね!
DUBNEEZ – 期待しています!!
最後に、日本のファンに向けてメッセージをお願いします!
Samplifire – 数日後に日本に行ってみんなの前でプレイできるなんて信じられないッ!
SNSでの来日公演発表に対する反応も素晴らしくて楽しみだ!
みんなでエネルギーを届けてほしい。超興奮しているよ!
日本での初公演のチケットを買ってくれたみんな、本当に嬉しいよ!!
イベント情報
11月4日(祝・月)Beginning Sessions 2024
Beginning Sessions 2024にModestepとSamplifireが登場!!
[日時]
2024年11月4日(祝・月)
OPEN: 15:00 // CLOSE: 22:00
[会場]
CLUB CAMELOT
150-0041
東京都渋谷区神南 1-18-2 神南坂FLAME B3
JR山手線 ハチ公口:徒歩5分
半蔵門線 田園都市線改札:徒歩5分
銀座線:徒歩5分
東急東横線 渋谷駅改札:徒歩5分
[前売り券]
https://beginningsessions2024.peatix.com/view
[ラインナップ]
Modestep (DJ SET)
Samplifire
SAKO
Tsuvasur
Watei
Ginji
SID3 EFFECT
Aura
EA
Sou
MARK
VJ: VaBoo / zyagasan
[主催]
Biginning
https://x.com/beginningtokyo
https://www.instagram.com/beginningtokyo