zeroth プロフィール
“zeroth is a bass music producer from spain. he’s at the forefront of loud, nerdy music and he’s really cool. he is definitely not writing thid and complimenting himself. definitely not”
スペイン出身のBass Musicプロデューサー、zeroth。
今SoundCloud上でDubstep 2というタグを冠した楽曲をリリースし世界で話題を博し、先週9月13日にはInterval Audioから「this won’t be my grave EP」をリリース。
そんな彼が、9月21日に渋谷でzeroth自身が主催し出演するパーティー MIDNIGHT BRAWL と、9月29日に新宿でzerothの友人であるNiaが開催する Protocol 7 に出演し、初来日公演を行うことが決定した。
今回はそんなzerothにDUBNEEZでインタビューを行いました!
彼の音楽制作に対する思いや、日本への熱い思いを語っていただきました。
是非最後まで読んでみて彼の音楽をチェックし、出演するパーティーにも足を運んでいただきたいです!!
zerothにインタビュー!!
音楽を始めたきっかけ
DUBNEEZ – まず、曲作りを始めた経緯を教えてください。
zeroth – 子供の頃に学校でチェロを弾いて音楽を学び始めたけど、ずっとエレキギターをやりたかったんだ。それで14歳のときにエレキギターを始めたんだ。
その2年後に、ギターの録音方法を説明したYouTubeのビデオを見たのがきっかけで、メタルの曲を書いて録音するようになったね。
最初は挫折していたんだけど、ある日偶然、シンセの使い方を説明しているVirtual Riotのビデオを見つけたんだ。それに触発されてエレクトロニックミュージックを作り始め、それ以来、僕の音楽スタイルになっているよ。
DUBNEEZ – zerothというアーティスト名の由来はなんですか?
zeroth – これは面白いね!アーティスト名の由来は、「空ろの箱と零のマリア」というライトノベルなんだ。何年も前に友達に勧められて読んだんだけど、20ページしか読めなかった(笑)。
でも、”zeroth(ゼロス)“という言葉がカッコいいと思って初めて作った曲のタイトルに使ったんだ。
その言葉が頭から離れなくて、他の名前も思いつかなかったからアーティスト名にしたんだ。
今でも他の名前は思いつかなくて、良くも悪くも、僕はこの名前にこだわっています(笑)。
DUBNEEZ – あなたが影響を受けたアーティストは?
zeroth – たくさんのアーティストやジャンルからインスピレーションを受けているね。
Misha Mansoor、Sam Gellaitry、Camelliaのようなアーティストは、僕が人生で目指すものだと思う。
もちろん、エレクトロニックミュージックの中では、KAIFU、JoeB、Voljum、Mameyudoufu、Voysol…といった人たちからインスピレーションを受けているよ。
だけどDubstep以外のジャンルからインスピレーションを受けることが多いかな。
音楽トーーク!
DUBNEEZ – SoundCloudのタグに「Dubstep2」と付けていますが、「Dubstep 2」とは何ですか?
zeroth – 僕が思うにDubstep 2には2つの側面があるんだ。
まず、Dubstep 2とは、オタク的な音楽を一緒に作っている仲間や、同じ志を持った人たちの集まりで、中にはDubstepを作らない人もいる!
だけど、みんな音楽について理解し考えているからこそ、みんな一緒にいるんだ。
一方で、Dubstep 2は一種のムーブメントだとも思っている。
僕たちは、自分たちに忠実で、何か違うものを作ろうとしている。ジャンルだとは思わないし、そうあるべきだとも思わないけど、普通のDubstepよりもテクニカルな「サウンド」のタイプを持っているのは確かなんだ。
この点で僕やKAIFU、NIRE、BASSGALAXYのような人たちは、Dubstep 2のコンセプトを一番よく表していると思うよ。
僕自身のアーティスト名と同じように、Dubstep 2も最初はただのランダムな名前だったんだけど、時間が経つにつれて意味が芽生えてきたんだ。
DUBNEEZ – 先週Interval Audioからリリースされた「this won’t be my grave EP」について教えてください。
zeroth – 今までで最高のプロジェクトだと思うよ。
このEPのコンセプトは、僕にとってとても個人的なもので、僕は前進することができ、自分らしさを保ちながら向上することができ、これはより大きな何かの始まりに過ぎないということを世界に示したかったんだ。
収録曲は様々なスタイルから影響を受けているけれど、すべての音楽的アイデアをまとめる接着剤としてオーケストラのサウンドを選んだし、普通のDubstepにはない展開で曲を構成したんだ。
いつもEPを作るときは、より本質的で、リスナーがそれぞれの家で楽しめるような、それでいてハードな曲を作るようにしているよ。
技術的なレベルでは、僕の中では最高の(そして最もラウドな!)音楽だし、出来上がりには本当に満足しているね。
DUBNEEZ – 9月21日にCircus Tokyoで出演するMIDNIGHT BRAWLは、ご自身が主催するイベントですが、何故日本でイベントを開催しようと考えたのですか?
zeroth – 2022年の終わり頃に、一緒に遊んでたアーティストの一人、Niaから「いつか日本でショーができるといいね !その気になれば今からでもできるよ」と言ってくれたんだ。
それを聞いて自分にも何かできるかもしれないと思い、考え始めたんだ。
そして2024年の初めに日本に行くチャンスが巡ってきたので、それを実行することにしたんだ。
別のライブのラインナップに入るだけでも嬉しかったけど、日本の友達と話し始めると、自分でライブをやるというアイデアが頭の中で明確になっていったんだ。
日本は僕の音楽を一番聴いてくれる国のひとつだし、カッコいいな人たちをたくさん知っている。それは自然なことだと思うんだ。
僕に言わせれば、初めてのイベントを開催し、初めてのセットを演奏するのに、これ以上の場所はないと思う。とても幸運なことだと思うよ。
DUBNEEZ – 普段Dubstep以外にはどんな音楽を聴きますか?
zeroth – 実はDubstepは普段あまり聴かないんだ!他のジャンルを聴くことが多いよ。
Pat Methenyは大好きなアーティストで、よく聴いているし、他のジャズアーティストも聴いている。
アンダーグラウンドのヒップホップもよく聴くし、Che、Izaya Tiji、Summrs、Hi-Cとかね。
日本の音楽は9歳のときから聴いているから、日本の音楽を聴くことも多いね。
tricot、凛として時雨、the cabs、ポルカドットスティングレイ、
the GazettE、toe、TWEEDEES …といったバンドや、
高城みよ、山本真央樹、長瀬有花、網守将平といったソロアーティストも。最近はアイドルの曲もよく聴くよ!
洋楽のロックやメタルもよく聴くね。
Periphery、Knocked Loose、Underoath、ERRAとか。
普段はOST(サントラ)を聴かないんだけど、神前 暁の物語シリーズのOSTは最高で、すごくインスパイアされるんだ。
僕はいろんなジャンルが好きで、好きなジャンルを選ぶことができないかな。
たまたまDubstepは僕が作れるだけなんだけどね(笑)。
DUBNEEZ – 今注目しているアーティストはいますか?
zeroth – 最近はAstarothにとても注目しているね。彼はまだ若いから将来有望だと思うし。
もちろん、djebやEzra Laeux、MYRIDのような友人たちにもいつも注目しているよ。
また、HaruichiやZangiのようなボカロシーンの友人たちも、最近素晴らしい音楽を作っている。
もう一人特別なのはyeowoolで、彼女は最近音楽を始めたと思うんだけど、本当に上達がすごく速いんだ。
DUBNEEZ – 新EPをリリースしたレーベル「Interval Audio」は、あなたにとってどんな存在ですか?
zeroth – 何年も前からInterval Audioのファンで、彼らはカルチャーやヘヴィーミュージック全般を本当に大切にしていると思う。ずっと前から一緒にリリースしたいと思っていたので、実現できて嬉しいね。
僕の意見では、彼らは僕らのシーンにおいてとても重要な存在で、これからも彼らが成長し続け、クールな音楽がリリースされることを願うよ。
最後に
DUBNEEZ – 今後の計画や展望はありますか?
zeroth – 正直に言うと、本当にわからない!
今年はもっと音楽をリリースするし、これからもリリースし続けるつもりだけど、それ以外のことは本当にわからない。もちろん、もっとライブをしたり、もっと大きなプロジェクトを作ったり、もっとカッコいいことができたらいいなとは思っている。
音楽は人生における最優先事項の一つで、プロデューサーとしてもアーティストとしても、自分がなりたいレベルにはまだ程遠いです。
DUBNEEZ – 最後に日本のファンへメッセージをお願いします!
zeroth – スペイン出身の僕が日本にファンを持つことはとても珍しいことだと思う。
ずっと日本の文化を楽しんできた人間として、日本の人たちが僕のやっていることを楽しんでくれるのは本当に嬉しい。日本のシーンに受け入れられていることにとても感謝している。
音楽は私たちみんなが共有する共通言語であり、これはその証拠です。
僕はいつも日本のファンのことを考えているし、君たちが楽しんでくれるような音楽をもっと作っていきたい。
応援してくれてありがとう!!!
イベント情報
9月21日(土) [渋谷] MIDNIGHT BRAWL
[日時]
2024年9月21日(土)
OPEN: 14:00 // CLOSE: 20:00
[会場]
CIRCUS Tokyo
渋谷区渋谷3丁目26−16 第5叶ビル 1F/B1F
※渋谷駅 新南口からのアクセスが最短です。
[チケット料金]
3500円
当日券のみの販売となります。
チケットの販売は現金のみとなります。
MIDNIGHT BRAWLは、ベース・ミュージックとエモーショナルなハーモニーの融合という最先端を披露するライブ・ミュージック・イベントです。
東洋と西洋のアンダーグラウンド・シーンのぶつかり合いを掲げ、世界的な才能と日本屈指のアンダーグラウンド・プロデューサーが共演するプレミア・クラブ・イベントをお届けします。
多幸感溢れるアンセム、ヘビーなドロップなど、バラエティに富んだ時間をお楽しみください。
(イベント名と矛盾していますが、第1回「MIDNIGHT BRAWL」は昼からの開催ですのでご注意ください。)
※大きな荷物の会場内の持ち込みはご遠慮ください。(会場の入口前にロッカーがございますのでご利用ください。)
[お問い合わせ]
TwitterまたはInstagramのDMにてお問い合わせください。
主催:
@notzeroth
@rejection_dj
@invertedsilence
9月29日(日) [新宿] Protocol 7
[日時]
2024年9月29日(日)
OPEN: 15:00 // CLOSE: 21:00
[会場]
新宿SPACE
東京都新宿区新宿5-4-1 Qフラットビル 地下1階
[入場料金]
ADV ¥3,000(+1D)
DOOR ¥3,500(+1D)
STUDENT ¥2,500(+1D)
[DJ]
zeroth(ES)
Inverted Silence(NLD)
KAIRUI
KO3
miii
setsuna__
Jaught//Bout
Nia
[VJ]
Gyousya_man
osirasekita